スムージーを飲んでおられるでしょうか?
一時のブームからはちょっと下火になった感のあるスムージーですが、我われ40代男性のダイエットにもおすすめのメニューであることに変わりありません。
本稿では自分が半年で約20kgの減量を果たした時期にほぼ毎日飲んでいたスムージーについて報告いたします。
男子だってスムージー!
本稿執筆時点(2019年12月)では、第何次だかのタピオカブームが列島に襲来しております。
一方、流行と縁遠いアラフォー男子たる自分は変わらずミキサーに野菜を投入してウイーンとやっております。
A-10 サンダーボルトⅡ搭載機関砲「GAU-8 アヴェンジャー」の毎分3900発を大きく上回る毎分10500回転(普通)のミキサーです。
もし「スムージーなどというシャレオツなものは好かん」と思われる場合は、自分と同じく「野菜糧食 S64型」と呼称されてもよいかと思います。
ただしこれを周囲に吹聴すると自分のように対人関係が冷却化する危険性がありますので、特に抵抗がなければおとなしく「スムージー」と呼びましょう。
ちなみに「S64」は「昭和64年」ではなく「S64」であります。
シャレオツなイメージが先行しがちなスムージーですが、日々の食生活で不足しやすい野菜の量を補うのにもってこいです。
野菜糧食S64型(甲)
下図がスリム教導隊で採用しているスムージーの設計図(機密)であります。野菜とフルーツはあらかじめカットして凍らせておくと作成時の手間が省けます。材料を凍らせない場合は最後に氷を2~3個投入します。
一般的なグリーンスムージーよりもやや材料の種類が多くなっております。タンパク質を強化したくなるのは自分の性分でして、必須ではありません。
これをベジファースト戦術にしたがって朝晩の食事の前に飲むことにしております。
グリーンタイプの「甲」の他にブルーベリーが主体の「乙」もあります。そちらは別稿にてご紹介しております。
ブーム時の情報を紐解くと「食事の代わりにグリーンスムージーを飲む」ことが推奨される情報が多かったのですが、これはちょっと危険かもしれません。
というのも一般的にスムージーには必須栄養素であるタンパク質と脂質が不足していることが多く、「これだけ飲んでれば大丈夫」とは言いがたいからです。
上記のS64型(甲)ではタンパク質をやや増量しているものの、これだけで栄養バランスが万全とはいえません。あくまで「ベジファーストを強化するためのもの」とお考えいただきたく思います。
スムージー1杯+食事でかなり腹持ちがよく、長時間お腹が減りにくくなります。
また「咀嚼を伴わない食事は健康的とは言えん」という意見もあります。自分はスムージーを飲みつつ普通に食事でサラダを食べたりもしております。
機材・材料紹介
「野菜糧食 S64型(甲)」の使用機材および材料の概略です。
使用機材
ミキサー
ミキサーがないとスムージーを作ることができません。もしも台所で眠っていたら掘り起こしましょう。
自分が使用しているのは象印社製BM-RT08です。
機能はごく普通のミキサーですが、蓋とハンドルの二か所に安全装置を設けた保全設計と、ガラス容器と台を外して洗えたり「クリーニングボタン」がついていたりする整備性の高さが非常に魅力的で、長く愛用できる堅実な機体です。
ミキサー選びで重要なポイントは容量です。1人分(だいたい300ml)に人数を掛けた容量があるかを確認します。
凍った材料を投入するスムージーには「氷OK」「砕氷」などのスペックがどこまで信頼できるかも重要になってきます。購入の際にはこのあたりに注意して選択します。
材料・ベース
無調整豆乳
スムージーのベースとなる液体には無調整豆乳を使用しております。
タンパク質を始め、ビタミン・食物繊維・イソフラボンなどの栄養成分が豊富で、大豆や大豆製品にはダイエット効果が期待できる研究も数多くあります。
自宅周辺のスーパーで威力偵察したところ、無調整豆乳はかなり値段にバラつきがあることが判明しました。その結果、自分の場合は業務スーパーで1リットルパックを箱買いするのが最も安価だという結論に達しております。
スムージーを習慣化するにあたって、無調整豆乳は最適な補給経路を確保しておきたい主要品目であります。
材料・野菜
キャベツ
ビタミンCと食物繊維を始めとする栄養素が豊富です。味も比較的ニュートラルで他の材料の邪魔になりにくいです。
ほうれん草
水兵のポパイ氏(階級不明)ご愛用の強化食材です。ビタミン・ミネラルが充実しています。
ブロッコリー
キャベツと同じアブラナ科の植物です。各種栄養成分が豊富で、中でも血糖値を下げるとの報告がある成分「スルフォラファン」に期待を込めて入れています。
ニンジン
体内でビタミンAに変形、いや変身・・・もとい、変換される「カロテン」が豊富に含まれます。
材料・タンパク質
生卵
タンパク質だけでなくビタミンAやDほか各種栄養素がとても豊富な優秀食材です。
卵を1個入れることで味がマイルドになって飲みやすくなります。ただし野菜の摂取を目的とする場合は必須ではありません。
プロテイン
タンパク質の強化が主目的ですが、自分は味を調える目的でも少量使用しています。野菜がメインのスムージーなのでココア味とかを選ばないようにします。
いろいろ試した結果、アルプロン社製の『チーズケーキ風味』が最適であるという結論に至りました。この『チーズケーキ風味』を少し入れると野菜の青臭さが緩和され、シェイクのような味になってとても飲みやすくなります。
とはいえプロテインの過剰摂取は推奨しておりません。卵と同じく必須ではありません。入れる場合もおいしいのでつい入れすぎてしまわないように注意します。
材料・味付け
リンゴ
「1日1個のリンゴは医者いらず」といわれます。「プロシアニジン」という成分が脂肪蓄積の予防に効果があるとされています。ただし糖質が多いので大量には入れません。
バナナ
ビタミン・ミネラルがバランスよく含まれています。そのためかつてはバナナの単品ダイエットが大流行しました。やっぱり糖質は多めなので大量には入れません。
ハチミツ
味の調整だけでなく抗酸化作用などを期待して入れています。フルーツと同じく大量には入れません。
- ミキサー 象印BM-RT08