プロローグ

 

―――自分の健康を二の次にして
誰かのために頑張ってきた同志のために―――

スリム戦役、勃発す

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スリム曹長と申します。

スリム教導隊へようこそ。

 

このサイトではおもに40代男性のダイエットに関する情報発信を遂行しております。

 

自分は40代に突入してから体脂肪との戦いに身を投じました。世に言う一年戦争ダイエットの始まりであります。

 

商売っ気やSNSっ気があればビフォー写真の1枚くらい残したかもしれませんが、自分の体型に嫌気がさしていたため体重MAX時の写真は現存しておりません。

 

そもそも当時はまともに体重も測っておりませんでした。

 

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著者近影
※画像はイメージです

開戦時のスペックは・・・

 

身長:175cm

体重:90kg前後(推定)

体脂肪率:30~35%(推定)

 

といったところで、角度によってはゾックと見まがうボディラインでありました。

 

かろうじてどっちが前か後ろかわかる状態です。

 

まわりを見れば世は健康ブームで、ありとあらゆる健康情報が氾濫しておりました。が、それらを自分ごととして捉えることができておりませんでした。

 

早朝から満員電車に巨体を押し込め、たまさかイスに座れたら隣りの人から迷惑そうに咳払いされる日々を送っておりました。

 

職場で体型をいじられるハラスメントを受けたことも1度や2度ではありません。

 

このままネガティブな40代を過ごすことになるのか・・・と、半ばあきらめの境地でした。しかしある時ふと「もう一度だけダイエットしてみようかな」と思い立ったのです。

 

直接のキッカケはちょっと記憶にありません。いちおう結婚はしているので女の子にモテたいとかの動機ではなかったと思います。

 

ただもうひたすらに、ベルトの上に乗っかっている腹の肉がイヤだった記憶があります。

 

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「・・・・・・」

思い返せば高校時代は柔道部で比較的スリムな71kg級、浪人して一気に90kg前後まで増え、自衛隊関連の学生になって再び70kg前後に。

 

その後は一般大学、警備会社を経て出版社に転職したのですが、その間も増減をくり返し、40代を迎えてまたも激増の90kg前後・・・。

 

ストレスで痩せ、ストレスで太る。

 

肩書きが変わるたびにすさまじい体重のジェットコースターを経てまいりました。

 

そして40代ともなると30代までとは勝手が違い、ほっといても体重が減るようなことはもうありませんでした。

 

ここに至って、ついに人生最後のダイエットを決意したのであります。

 

「歯を食いしばれ! こんなお腹・・・修正してやる!」

 

遅れてきた男

とはいえ・・・完全に乗り遅れてしまった健康ブーム。

 

すでにありとあらゆるプレイヤーがありとあらゆる名前の健康法を世に放っておられます。

 

一兵卒の身にはいったいどこから手をつけたものか、サッパリでありました。

 

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「・・・?」

中には科学的に正しいと思える方法論がいくつもありました。言われた通りに実行できれば、たぶん体重も落ちるんだろうな・・と思えました。

 

しかし、どういうわけかどの方法も自分にはフィットせず、なかなか生活習慣の改善と継続には至らなかったのであります。

 

自分が特別ヒネクレモノだったせいかもしれません。

 

あるいは、ぐうの音も出ないような「正しさ」そのものに拒否反応を示してしまったのかもしれません。

 

「正しさだけではデブは救えない・・すぐに脂肪は消せないから」

 

というのはマリーダ・クルス中尉のご発言だったでしょうか(ちょっと違う? それは失礼)。

 

結局よくわからんからとにかく走ってみようと数日は実行したものの早々に挫折。

 

なんだか食事のカロリーに気をつけた方がよさそうだと、しばらくは摂取カロリーを調整してみたもののやがて計算が面倒になり・・・。

 

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「!」

最終的に「自分に体系的な知識が備わっていないのがよくない」と考えてイチから勉強しなおすという、もっとも遠回りな結論に至ったのです。

 

ものすごく時間はかかりましたが、自分にとっては結果的にこれが正解でした。

 

知識の習得と実践を少しずつ積み重ねるのは一進一退の戦線そのもので、最初のうちは気ばかり急いてなかなか思うような成果は得られませんでした。

 

それでもどうにか地道な生活改善を積み重ねた末に、徐々にではありますが体重も体脂肪も下降トレンドに乗せることができ、3か月で約10kg、半年でおよそ20kgのウエイトダウンに成功したのです。

 

戦略目標としていた「体重70kg」「体脂肪率20%」のラインを切ったとき。デニムのジーンズがスッと入るスレンダーな身体になれたとき。水陸両用機のそれだったボディにうっすらとコアファイター・・・腹筋のスジが見えてきたとき。

 

喜びは計り知れませんでした。

 

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腹筋が・・!

「僕にはまだ、割れてる腹筋があるんだ・・・こんなにうれしいことはない・・・ッ!」

 

 

 

 

 

 

 

大地に立つ

本稿執筆の時点では、まだまだ自分自身が生活改善を継続しているところです。

 

なんにもエラソーなことは言えない身でありますが、それでも自分が一定の戦果を挙げつつある今、この喜びを誰かと分かちたいと考えるようになりました。

 

自分が修めてきたダイエットの知識が、少しでも誰かの役に立たないものかと。

 

とはいえ世の中にはすでにダイエット情報が溢れ返っており、混沌の様相すら呈しております。そんなカオスの海に自分が加わることになんの意味があるのか、ものすごい葛藤がありました。

 

今でもあります。

 

しかし、まわりを見ればまだまだ同世代で肥満に苦しんでいると思しき人がたくさんおられます。

 

自分自身がそうであったように、まだスリムな健康体への一歩を踏み出していない同志のために、違うタイプの「入り口」がいくつもあっていいのではないか。

 

まだ進化の戸口にとどまっている同志の背中を少しでも押すことができるのではないか。そしてそれはアクシズを落としたりしなくても実現できるかもしれない。

 

そう考え、筆を執った次第であります。

 

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ジーク・スリム!

「こんな奴でもダイエットできるなら、なんか自分もできそうだな」というきっかけに・・・踏み台にしてもらえればと。

 

つたないサイトではありますが、なにかひとつでもあなたの役に立つことがあるなら望外の喜びです。

 

我われの心からの希求である健康体を手に入れるその日まで・・・。

 

痩せよ国民! ジーク・スリム!

 

※痩せすぎもよくないのでほどほどに

 

 

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